高給でも離職が止まらない?自走組織を作る「内的動機付け」の真実

高給でも離職が止まらない?自走組織を作る「内的動機付け」の真実の真相について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

成果に応じたボーナスや昇進のチャンスを提示すれば、社員はより高く飛ぶはずだ。長年、多くの経営陣がそう信じて疑わなかった。しかし、複雑な思考や創造性が求められる仕事において、この古典的なアプローチは失速を見せている。

行動心理学の研究が明らかにしたのは、金銭や地位による外的動機付けの限界だ。目先の報酬を提示すると、短期的には作業ペースが上がるかもしれない。だが、長期的には「報酬のために働く」という感覚が支配的になり、課題そのものに対する探求心や挑戦意欲は薄れていく。

ここで見逃せないのがアンダーマイニング効果と呼ばれる心理現象だ。元々やりがいを感じて取り組んでいた活動に対して金銭的報酬を与えた途端、内部に秘められていた好奇心や主体性が損なわれてしまう。現代のビジネス・経営が直面する課題は、指示通りの単純作業ではなく、答えのない問いに解を導き出すことにある。報酬という「アメ」だけで社員をドライブしようとするマネジメントは、かえってイノベーションの芽を摘み取っているのだ。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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