遠野なぎこと親の壮絶な確執の真相|母の虐待と自死の傷跡を追う
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遠野さんがメディアや自著で明かした母親からの虐待告白は、耳を疑うほど凄惨なものでした。日常的な身体的暴力はもちろん、人格を根本から否定する精神的暴力、さらに幼い子どもには耐え難い大人の事情の押し付けなど、過酷を極めていました。
2013年に出版された自著『一度だけ』(光文社)では、当時の凄惨な家庭環境が生々しく描写されています。「髪の毛を掴まれて部屋中を引きずり回された」「壁に何度も頭を叩きつけられた」といった直接的な暴力のほか、母の機嫌次第で食事を与えられない育児放棄(ネグレクト)も頻発していました。
さらに決定的な打撃となったのが、15歳での摂食障害の発症です。思春期を迎えて身体つきが女性らしく変化し始めた際、実母から「太った」「醜い」といった心無い言葉を浴びせられたことが直接の引き金となりました。吐くことを強要されるような心理的圧迫を受けた結果、拒食症と過食嘔吐を繰り返し、この病理は成人後も彼女の心身を蝕み続けることになります。