チェンジアップとは?なぜプロも空振りするのか、魔球の握り方と投げ方を徹底解説

チェンジアップとは?なぜプロも空振りするのか、魔球の握り方と投げ方を徹底解説に関する詳細情報を徹底的にまとめました。最新データをチェックしましょう。

「バッターの手元で落ちる変化球」といえば、日本球界では伝統的にフォークボールやスプリット(SFF)が広く親しまれています。しかし、チェンジアップとこれら縦に落ちる球種とでは、ボールの変化要因や身体への負荷において明確な違いが存在します。

項目チェンジアップフォークボールスプリット(SFF)ストレートとの球速差約15〜22km/h遅い約10〜15km/h遅い約5〜8km/h遅い(高速)変化の方向と軌道緩やかな落差+利き腕方向へのスライド真下に鋭く急激に落ちるストレート軌道から打者手元で小さく沈む減速のメカニズム指球部・手のひらの摩擦による運動エネルギー伝達の抑制指で挟み無回転・低回転化させて重力落下指で浅く挟みバックスピンを減衰させて沈ませる肘・前腕への身体的負荷極めて低い(ストレートと同等以下)高い(指を開くことで靭帯にテンションがかかる)中〜高(前腕屈筋群へのストレス)空振り奪取の主因緩急によるタイミングのズレ高低差による高低のズレストレートの残像による見極め困難

トラックマンやホークアイなどのトラッキングデータ計測が浸透した現場では、チェンジアップの特性が数値として明確に証明されています。チェンジアップの回転数は通常ストレート(2100〜2300rpm)に比べて1400〜1700rpm程度と抑えられ、回転軸もややサイド気味に傾くため、利き手側(右投手の対左打者外角、対右打者内角)へ逃げながら落ちるスクリュー・シンカーに近い軌跡を描きます。

フォークボールが「高低差の錯覚」でバットの下をくぐらせる球種であるのに対し、チェンジアップは「時間軸の錯覚」で打者のスイングを前に出させる球種であるという点が最大の相違点です。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest