国名「伯」はなぜブラジル?漢字表記の由来と日伯関係の真相を解剖
国名「伯」はなぜブラジル?漢字表記の由来と日伯関係の真相を解剖について知っておくべき 事実を厳選して解説いたします。
ここで多くの読者が抱くのが、「『ブラジル』という音から、なぜ『伯』という漢字が選ばれたのか」という伯 なぜブラジルの疑問です。カタカナ表記が普及する以前の日本において、外国の地名や国名を表記する際は、中国清朝末期の地理書や外交記録で用いられていた漢訳音写を輸入・翻案するのが通例でした。
当時、「Brasil」の第1音節である「Bra(ブラ)」の音に対して、当時の中国語音や日本の漢音において「ハク(bó / pak)」の響きを持つ「伯」の字が当てられました。さらに、全部で漢字を連ねると「伯剌西爾」や「伯利西」となりますが、近代日本の新聞メディアや電報通信において、長大なフル表記をそのまま見出しに載せることは物理的に不可能でした。そこで導入されたのが、外国 漢字 略称という実務的ルールです。
一文字の略称を決定する際、政府や言論機関が最も配慮したのが他国との重複回避でした。例えば、ヨーロッパの小国ベルギーは「白耳義」と書き、略称は「白」です。もしブラジルを「白」としてしまえば、外交文書や戦況報道で「日白条約」や「日白関係」となり、相手国がベルギーなのかブラジルなのか判別がつきません。そこで、にんべんの付いた「伯」を用いることで明確な識別を図ったという経緯が存在します。この漢字一字 国名表記 理由を知ると、明治の先人たちが限られた文字情報の中でいかに精密な情報伝達を追求していたかが理解できます。