最近のピカチュウはどうなった?サトシ引退後の現在と強すぎる正体

最近のピカチュウはどうなった?サトシ引退後の現在と強すぎる正体に関する基本知識をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

ピカチュウを取り巻く大きなトピックとして、メディア間での「鳴き声の仕様」をめぐる議論がある。アニメや映画では声優の大谷育江氏による感情豊かな肉声が定着しているが、ゲーム本編では近年大きなパラダイムシフトが起きた。

『ポケットモンスター X・Y』(2013年)から『ポケットモンスター ソード・シールド』(2019年)までのゲーム本編では、大谷育江氏による「ピカチュウ!」というボイスが鳴き声として直接ゲーム内に組み込まれていた。しかし、2022年発売の『Pokemon LEGENDS アルセウス』および『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』において、鳴き声が初代ゲームボーイ時代を彷彿とさせる電子音へと回帰したのである。

ピカチュウ電子音に戻った理由について、開発元のゲームフリークが過去の開発者インタビュー等で言及した背景を分析すると、主に以下の2点が挙げられる。

  • 全ポケモンの統一性と音響リアリティ:総数が1,000種を超えた現在、ピカチュウやイーブイだけをアニメ調の日本語人声で特別扱いすることは、オープンワールドにおける「野生生物としての統一感」を損なう要因になりかねない。他の怪獣型ポケモンと同様、生態系の一員としての鳴き声設計に立ち戻った。
  • グローバル市場における音響整合性:世界同時展開が進む中、言語圏に依存しない記号的・電子的な音響シグナルとしての原点回帰が図られた。

一方で、アニメにおけるキャプテンピカチュウ声優はもちろん大谷育江氏が続投している。しかし、その演技プランは従来のサトシの相棒とは劇的に異なる。サトシのピカチュウが高音域の愛くるしい響きだったのに対し、キャップは低音を効かせたドスの利いた唸り声や、自信に満ちた男前なトーン(「ピッカ…ピカァッ!」)で演じ分けられている。同じ声優が同一種族を演じながら、声質とイントネーションだけで全く異なる個体の威厳を創り出す大谷育江氏の演技力は、音響監督やアニメファンの間でも絶賛されている。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest