妊婦はチーズフォンデュを食べられる?アルコールとリステリア菌の真相
妊婦はチーズフォンデュを食べられる?アルコールとリステリア菌の真相の詳細について、専門知識を詳しくお届けします。
Q1:外食先でチーズフォンデュを一口だけ食べてしまいました。すぐに病院へ行くべきですか?
A1:一口食べた程度であれば、過度に取り乱す必要はありません。リステリア菌の潜伏期間は数日から数週間(平均して約3週間)と長いため、直ちに検査をしても感染の有無は判明しません。まずは落ち着いて水分を摂り、その後数週間の間に「38度以上の高熱」「激しい頭痛」「悪寒」「嘔吐・下痢」といったインフルエンザに似た症状が出ないかを慎重に観察してください。万が一そうした異変が生じた場合は、速やかに産婦人科を受診し、「いつ、何をどれくらい食べたか」を明確に医師へ伝えてください。
Q2:妊娠中に安全に食べられるチーズの簡単な見分け方はありますか?
A2:最も確実な見分け方は、製品パッケージの「種類別」の欄を見ることです。「プロセスチーズ」と書かれているものは、製造段階で高温加熱殺菌されているため100%安全に生食できます。また、雪印メグミルク、明治、森永乳業といった日本の大手乳業メーカーが国内工場で製造しているカマンベールやモッツァレラなどの「国産ナチュラルチーズ」も、日本の食品衛生法(乳等省令)に基づき生乳段階で確実に加熱殺菌されているため、安全性が極めて高いと評価されています。逆に「原産国名:フランス」「種類別:ナチュラルチーズ(非加熱)」と記載された輸入品は、妊娠中は避けるのが基本です。
Q3:ノンアルコールワインを使ってチーズフォンデュを作れば、妊婦でもお店の味を再現できますか?
A3:再現可能です。ただし、市販のノンアルコール飲料の中には「アルコール度数0.5%未満」など、微量のアルコールを含みながら法律上「ノンアルコール」と表記されている製品(いわゆる低アルコール飲料)が存在します。胎児への安全を期すためには、必ず「アルコール度数0.00%」と明記された完全ゼロの製品を選んで調理に使用してください。白ワイン特有のフルーティーな酸味を再現したい場合は、前述の牛乳レシピにレモン果汁を数滴垂らすだけでも驚くほど本格的な風味に仕上がります。