コストコ水の真実!値上げの背景とまずい噂・硬度や採水地を徹底検証

コストコ水の真実!値上げの背景とまずい噂・硬度や採水地を徹底検証にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

購入者の間で最も意見が分かれるポイントが、「硬度」と「味のプロファイル」です。日本の水道水や国産の主要ミネラルウォーター(南アルプスや六甲などの天然水)は、硬度30〜50mg/L前後の「軟水」が圧倒的多数を占めています。これに対し、コストコの主力商品であるカークランドナチュラルスプリングウォーターは、海外の天然湧水を源泉としています。

実態を調査すると、コストコの水には過去から現在にかけて主に以下の2つの系統が存在し、これが利用者の混乱を招く要因となってきました。

第1に、青いラベルや白基調のパッケージで親しまれてきたスプリングウォーター(天然湧水)です。採水地は北米(米国ワシントン州やカリフォルニア州)やオーストラリア(ビクトリア州など)の複数拠点がロットや輸入時期によって使い分けられています。これらの採水地からボトリングされる水の硬度は、概ね60〜120mg/L前後で推移しており、日本の基準では「軟水」から「中硬水(中軟水)」の境界領域に位置します。このミネラル含有量の違いこそが、口に含んだ際のとろみや、人によっては感じる「引っかかり」の正体です。

第2に、かつて流通していた「ピュリファイドウォーター(Purified Water)」と呼ばれるタイプです。これは天然水ではなく、水道水や地下水を逆浸透膜(RO膜)で極限まで純水ろ過した上で、飲みやすさを整えるために微量のミネラル(塩化カルシウムや炭酸水素ナトリウムなど)を人工的に再添加した精製水です。成分表を詳しく確認せずに「いつもと同じミネラルウォーター」だと思い込んで購入した層が、「ミネラルウォーター特有の自然な甘みがない」と違和感を覚える原因になっていました。

現在コストコ店頭で主力となっているナチュラルスプリングウォーターは自然の湧水ですが、国産超軟水に慣れ親しんだ日本人の舌には、カルシウムやマグネシウムが適度に含まれた海外産スプリングウォーターが「やや重い」「味が硬い」と感じられるケースが構造的に生じます。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest