そのホチキスの止め方は失礼?左上斜め45度の理由と最新マナー

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「書類はホチキスで留めるのが常識」と思い込んでいると、取り返しのつかないミスにつながる場面があります。その代表例が、就職・転職活動における応募書類です。

ネット上の就職相談コミュニティやSNSでは、「履歴書をホチキス留めして提出したら不採用になった」という体験談が定期的に議論を呼びます。マナー講師の過剰なマナー創作と受け取られがちですが、人事担当者への取材調査で見えてくるのは、極めてドライな履歴書ホチキス留めNGの真相です。

現代の採用実務において、郵送または持参された履歴書・職務経歴書は、受付直後に複合機の自動原稿送り装置(ADF)で高速スキャンされ、社内システムにデータ共有されるのが標準業務となっています。ホチキスで留められた書類が届くと、担当者は専用の除針器(針リムーバー)を使って1枚ずつ針を外さなければなりません。この作業は極めて手間であり、外し忘れによってスキャナーのガラス面を傷つけたり、給紙ローラーを破損させたりする事故が後を絶ちません。数十万円規模の修理費用や業務停止リスクを招くため、現場から最も忌み嫌われる行為なのです。

また、最終選考の役員面接などで複数人の面接官にコピーを即座に配布する際も、ホチキス留めは大きな障害となります。採用書類は「ホチキス留めをせず、クリップで左上をまとめ、無色透明の新品クリアファイルに挟んで提出する」のが唯一無二の正解です。形式的なビジネスマナーではなく、受け取った側の業務プロセスを破壊しないための実務的配慮が根底にあります。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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