ユニセフと日本ユニセフ協会の違いは?怪しい噂の真相と寄付先を比較
ユニセフと日本ユニセフ協会の違いは?怪しい噂の真相と寄付先を比較について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をご覧ください。
日本国内でユニセフ支援を行う際、多くの寄付者が比較検討するのが「日本ユニセフ協会」と、長年活躍を続ける「黒柳徹子 ユニセフ親善大使の口座」の選択肢です。この2つには明確な仕組みの違いが存在します。
女優の黒柳徹子氏は、1984年に国連のユニセフ本部から直接任命されたアジア初のユニセフ親善大使(Goodwill Ambassador)です。黒柳氏が窓口となっている専用口座(トットちゃん募金窓口)に振り込まれた寄付金は、経費が一切差し引かれることなく100%全額がユニセフ本部へ直接送金されます。振込手数料や事務手続きの経費は、黒柳氏個人の負担や協力企業・ボランティアによって賄われています。
ただし、ここで注意すべきなのが「税制上の寄付金控除」です。黒柳親善大使の口座は個人の善意のパイプ役であるため、日本の税制上の「寄付金受領証明書(領収書)」が発行されず、確定申告で税額控除や所得控除を受けることができません。
一方、日本ユニセフ協会は日本の内閣府から認定を受けた公益財団法人であるため、寄付金控除の対象となります。所得税の税額控除制度を活用すると、寄付金額から2,000円を引いた金額の最大40%(住民税と合わせて最大約50%)が税額から還付されます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
寄付を行う際は、自身の金銭的インセンティブや支援に対する哲学に合わせて窓口を選ぶのが最も合理的です。
▼日本ユニセフ協会経由が向いている人
- 確定申告を活用し、寄付金控除(最大約40〜50%の税還付)を受けたい人
- 毎月定額(マンスリーサポート)で自動引き落としの継続支援を行いたい人
- 遺贈寄付や有価証券、相続財産からの寄付を検討している人
▼黒柳徹子親善大使口座・国連本部直接が向いている人
- 1円の経費も差し引かれず、寄付金の100%全額を直接途上国の現場に届けたい人
- 税額控除や領収書の発行を必要としない人
- 街頭勧誘や継続的なダイレクトメール送付を避け、単発で純粋な支援を行いたい人