はちみつは何歳から?1歳未満絶対Ngの理由と誤食時の対処法を解説

はちみつは何歳から?1歳未満絶対Ngの理由と誤食時の対処法を解説について見逃せない 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

厚生労働省は1987年(昭和62年)以降、全国の自治体および医療機関に向けて「1歳未満の乳児にはちみつを与えないこと」を強く指導する通知を継続して発出しています。この背景にあるのが、土壌や農水産物の中に広く生息する「ボツリヌス菌」による感染症です。

大人や1歳を過ぎた幼児の場合、腸管内の細菌叢(ビフィズス菌や乳酸菌など)が強固に定着しているほか、胃酸の酸度も高いため、微量のボツリヌス菌が体内に入っても発芽・増殖することなくそのまま体外へ排出されます。一方、消化器機能が未熟な1歳未満の乳児の体内では、ボツリヌス菌が腸内で容易に発芽して毒素を産生してしまいます。これが「乳児ボツリヌス症」と呼ばれる病態です。

離乳食におけるはちみつの危険性は、単なる消化不良や下痢といった軽微なトラブルではありません。体内で産生された強力な神経毒素が全身の筋肉麻痺を引き起こし、重篤化すると自発呼吸が困難になる極めて危険な疾患です。2017年には東京都内で生後6カ月の男児が離乳食として市販のジュースに混ぜられたはちみつを摂取し、乳児ボツリヌス症で死亡する痛ましい事案も発生しました。自然派志向の調味料だから安全という認識は、乳児期においては致命的な事故を招く要因となり得ます。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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