高田みづえ『私はピアノ』歌詞の真相|桑田佳祐が仕掛けた切ない恋の暗号とは?

高田みづえ『私はピアノ』歌詞の真相|桑田佳祐が仕掛けた切ない恋の暗号とは?とは一体何なのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

現在でこそニューミュージックのアーティストが歌謡曲の歌手に楽曲提供することは一般的ですが、1980年当時、ロックバンドのサザンオールスターズの楽曲を歌謡界のトップ女性アイドルがカバーすることは極めて画期的な試みでした。

『私はピアノ』の原曲は、1980年3月21日にリリースされたサザンオールスターズの3rdアルバム『タイニイ・バブルス』の3曲目に収録されていた、キーボード・原由子の初リードボーカル曲です。アルバムの1曲に過ぎなかったこのナンバーに強い衝撃を受けたのが、高田みづえの制作スタッフ陣でした。

1977年に『硝子坂』で鮮烈なデビューを飾り、抜群の歌唱力でトップアイドルとしての地位を確立していた高田みづえですが、1980年頃はアイドルから本格的な大人の女性シンガーへと脱皮を図る重要な転換期を迎えていました。スタッフが「彼女の情感豊かなアルトボイスに完璧に合致する」と確信し、サザンオールスターズ側へカバーを打診。桑田佳祐側も高田みづえの歌唱力を高く評価していたことから、シングルカットとしてのカバー企画が快諾されました。

当時の音楽業界関係者の回顧録によれば、桑田佳祐自身も歌謡曲の持つ大衆的なエネルギーを深くリスペクトしており、高田みづえへの提供は「ロック/ニューミュージックと歌謡曲の幸福な融合」を実現する記念碑的な出来事となりました。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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