月までの距離は38万Km!徒歩や車の所要時間と遠ざかる謎を徹底検証

月までの距離は38万Km!徒歩や車の所要時間と遠ざかる謎を徹底検証の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。

人類が実際に月を目指す場合、月までの距離 ロケット何日かかるのかという航行日程は、軌道力学の観点から最適化されています。

1969年7月16日に打ち上げられたアポロ11号 月までの所要時間を公式記録で振り返ると、フロリダのケネディ宇宙センターを発ってから月周回軌道に投入されるまで約73時間(3日1時間)、月着陸船「イーグル」が月面の「静かの海」に着陸するまでは合計102時間45分(約4日と7時間)を要しました。

ロケットが月へ向かう際、地球と月を結ぶ直線上を最高速度で直進するわけではありません。ロケットエンジンを噴射して地球の重力圏を脱出した後は、燃料を節約するために慣性飛行を行い、地球の重力と月の重力を巧みに利用した楕円遷移軌道(ホーマン遷移軌道や自由帰還軌道)を描いて飛行します。そのため、探査機の目的(着陸、周回、フライバイスイングバイ)や搭載する燃料の重量バランスによって所要日数は大きく変動します。

2026年代半ばから2026年にかけて進行しているNASAの国際宇宙探査「アルテミス計画」や各国の月面探査プロジェクトでは、次世代ロケット「SLS(スペース・ローンチ・システム)」や民間主導の大型宇宙船「スターシップ」の導入が進んでいます。最新の軌道計算技術とイオンエンジンなどの高効率推進技術により、貨物輸送では数ヶ月かけて低燃費で航行する一方、有人宇宙船では宇宙放射線被ばくを最小限に抑えるため、アポロ時代と同様に約3〜5日で月に到達する航路が採用されています。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest