閉店の「蛍の光」は実は別曲?三越が生んだ歴史と退店の心理効果を解剖

閉店の「蛍の光」は実は別曲?三越が生んだ歴史と退店の心理効果を解剖について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。

Q1:自分が買い物をしている店で流れているのが「蛍の光」か「別れのワルツ」か、すぐ見分ける方法はありますか?
A1:足踏みや手拍子を打ってみるのが最も簡単です。「1・2・3、1・2・3」と3拍子のリズム(ズン・チャッ・チャッ)で自然に体が揺れる場合は、間違いなく古関裕而氏編曲の『別れのワルツ』です。もし「1・2・3・4」と均等に行進できるリズムであれば、原曲版の『蛍の光』です。日本の商業施設の大多数は前者を採用しています。

Q2:海外のスーパーやデパートでは、閉店時にどのような方法で客を退出させていますか?
A2:海外(特に欧米)では、閉店を告げるBGMを流す文化はほとんどありません。多くの場合、閉店時間の10分ほど前から「Store is closing in 10 minutes」といった機械的かつ明確な館内放送が入り、時間になると入り口のドアが施錠され、レジシステム自体が定時で強制シャットダウンされます。音楽で察してもらうのではなく、明確なルール運用で退店を完了させます。

Q3:なぜ「蛍の光」は学校の卒業式で定番になったのですか?
A3:1881年(明治14年)に文部省音楽取調掛が発行した『小学唱歌集 初編』に収められたことが発端です。当時の日本には近代的な合唱曲が不足していたため、西洋の優れた旋律に日本語の美しい詩を乗せて唱歌として教育現場に導入しました。苦楽を共にした学友との別れを歌った歌詞が、旅立ちの儀式である卒業式と合致したため、140年以上にわたる伝統となりました。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest