トマトの摘心で収穫量激変!プロ直伝の失敗しない時期と正しいやり方
トマトの摘心で収穫量激変!プロ直伝の失敗しない時期と正しいやり方に挑戦したい方へ、迷わずに進められる ガイドラインをお届けします。
植物には先端を伸ばそうとする「頂芽優勢(ちょうがゆうせい)」という性質が備わっています。トマトはこの性質が極めて強く、放置すれば2メートルから3メートルを超えて際限なく上へと伸び続けます。しかし、無制限に伸ばし続けると栽培の現場では深刻な問題が頻発します。
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トマト摘心をしないとどうなるか、その結末は明白です。供給される水分や肥料分、葉で合成された同化産物が、上へ上へと伸びる茎葉の生長点に優先的に奪われます。その結果、すでに着果している下段や中段の果実に十分な糖分が行き渡らなくなり、大玉トマトは肥大せず小玉化し、ミニトマトは皮が硬く酸味の強い実ばかりになってしまいます。
さらに深刻なのが、日本の気候特有のタイムリミットです。トマトが開花してから赤く熟すまでには、大玉トマトで積算温度約1000〜1100℃(開花から約50〜55日)、ミニトマトでも約800〜900℃(開花から約40〜45日)の日数を要します。秋が深まり気温が低下する10月下旬以降は、たとえ青い実がついていても完熟まで到達しません。トマト摘心の決定的な理由は、これ以上実をつけても熟さない無駄花や未熟果をカットし、成熟可能な果実にリソースを集中投下してトマト摘心収穫量アップを確実に達成することにあります。