ゼラニウムの挿し木で失敗しない!発根率を劇的に高めるプロの裏ワザ
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挿し木に挑戦した多くのガーデナーが直面するのが、用土に挿した枝の根元から黒く軟化して腐り落ちる現象である。園芸愛好家の間では「ブラックレッグ」や「立ち枯れ」と呼ばれるこのトラブルこそ、ゼラニウム挿し木失敗の理由の筆頭に挙げられる。
一般的な草花(ペチュニアやアジサイなど)の挿し木では、水分の蒸散を防ぐために土を常に湿らせ、場合によってはビニールを被せて湿度を保つ密閉挿しが推奨される。しかし、南アフリカの乾燥地帯を原産とするゼラニウムで同じ管理を行うと、ほぼ確実に命取りになる。ゼラニウムの茎は内部にデンプンと水分を豊富に蓄えた「半多肉植物」に近い構造を持っており、過湿状態に置かれると土中の酸素が欠乏し、嫌気性細菌である軟腐病菌(エルウィニア菌)やピシウム菌が一気に繁殖してしまう。
細菌に侵された茎組織は細胞壁が破壊され、内部からどろどろに腐敗していく。これがゼラニウム挿し木が枯れる原因の本質だ。つまり、親切心から毎日せっせと水を与え続ける行為こそが、発根を妨げる最大の引き金になっているのである。