カンタービレの本当の意味とは?歌うように奏でる演奏の極意
カンタービレの本当の意味とは?歌うように奏でる演奏の極意の詳細について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。
Q1:カンタービレとレガート(legato)の決定的な違いは何ですか?
A1:レガートは「音と音の間に切れ目を作らず、物理的になめらかに繋ぐ」という演奏手法(奏法記号)を指します。一方、カンタービレは「歌のように情感を込め、フレーズに起伏と呼吸を持たせる」という音楽の性格(発想標語)を表します。レガートはカンタービレを実現するための技術的手段の1つと言えます。
Q2:楽譜に「cantabile」と書かれていたら、テンポを落として弾くべきですか?
A2:原則としてテンポを落とす必要はありません。カンタービレは速度記号ではなく発想標語です。ただし、旋律を十分に歌わせるために、フレーズの頂点やカデンツの手前でごく自然な「呼吸のためのわずかな間(アゴーギク)」を取ることは演奏解釈として広く認められています。
Q3:電子ピアノでもカンタービレの練習や表現は可能ですか?
A3:可能です。近年の電子ピアノは打鍵速度やタッチに応じた倍音・減衰の変化が高度にシミュレートされています。ただし、グランドピアノ特有の弦の共鳴やアームウェイトによる音色変化を感じ取るには、ボリューム設定を小さくしすぎず、適切な音量で鍵盤の深さと呼吸を意識して練習することが重要です。
Q4:管楽器や弦楽器におけるカンタービレのポイントは何ですか?
A4:弦楽器ではボーイング(弓の使い方)の配分を考え、弓の返しを目立たせずに均一かつ張りのある音を維持することが鍵となります。管楽器ではアンブシュアの安定と腹式呼吸による持続的な息の支えにより、息のスピードを一定に保ちながらヴィブラートを自然にかけることが求められます。