信号待ちで脇道はあけるべき?善意に潜む事故リスクと道交法の真実

信号待ちで脇道はあけるべき?善意に潜む事故リスクと道交法の真実の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

善意で道を譲った結果として発生する最も恐ろしい事象が、いわゆる「サンキュー事故」です。警察庁の事故統計や各都道府県の交通安全協会が実施する免許更新 講習 サンキュー事故のカリキュラムでも、危険運転の代表的な盲点として繰り返し警告されています。

典型的な事故パターンはこうです。車列のなかで手前側の車が脇道の前をあけ、パッシングや手招きで右折合流を促します。譲られたドライバーは「親切にしてくれた、早く出なければ申し訳ない」という心理的プレッシャー(焦り)から、頭を下げながら急いで右折を開始します。その瞬間、車列の左側を直進してくる原付バイクやロードバイク、あるいは右折レーンを進行してきた対向車と激突するのです。

日本の交通法規において、基本原則は「直進車 優先 脇道 合流」です。車列の隙間を抜けて直進してくる二輪車からすれば、前方の信号が青、もしくは走行車線が空いている限りそのまま走行を続けます。停止車両の死角から突然現れる右折車を予測して急制動をかけることは、物理的に極めて困難です。結果として、二輪車側が投げ出されて重傷を負う重大事故へと直結します。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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