ドライカレーとキーマカレーの違いとは?専門家が解説する発祥の真実
ドライカレーとキーマカレーの違いとは?専門家が解説する発祥の真実についての真相を徹底解説します。
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ドライカレーのルーツを辿ると、日本の近代史を彩る海上のストーリーに行き着く。その発祥の地とされるのが、大正時代に世界の海を航海していた日本郵船の豪華客船「三島丸(みしままる)」の船上レストランだ。
荒波に揺れる船内では、従来の液体状のカレーライスだと皿からスープがここぼれて客の衣服や絨毯を汚してしまうという課題があった。そこで船の料理長が考案したのが、ひき肉と細かく刻んだ野菜をスパイスとともに香ばしく炒め、汁気を切ってご飯に載せるスタイルだった。このアイデアが見事にハマり、乗客たちの間で大評判となったのである。
その後、この船上料理は陸に上がり、昭和の喫茶店や日本の洋食店を通じて全国へと広まった。さらに昭和中期には、カレー粉をご飯と一緒に炒める「ドライカレーピラフ」という新たなバリエーションも出現し、独自の進化を遂げることとなった。日本人の生活の知恵と洋食文化が生み出した傑作、それがドライカレーなのだ。