テレビ視聴率低下の真相と測定の仕組み|コア層やTver影響を徹底解明

テレビ視聴率低下の真相と測定の仕組み|コア層やTver影響を徹底解明を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を分かりやすく展開します。

テレビ番組の歴史を振り返ると、かつては想像を絶する超高視聴率が記録されていました。昭和から平成初期にかけての歴代最高視聴率ランキングの上位には、現在では考えられない驚異的な数値が並んでいます。

ドラマ部門における金字塔としては、1983年に放送された『積木くずし・親と子の200日』(TBS系)の最終回が記録した世帯視聴率45.3%が歴代1位として語り継がれています。スポーツ中継では1964年の東京オリンピック女子バレーボール決勝(66.8%)や、サッカーワールドカップ中継(2002年日本対ロシア戦で66.1%)などが国民の過半数をテレビの前に釘付けにしました。平成の連続ドラマでも『半沢直樹』(2013年最終回・42.2%)や『家政婦のミタ』(2011年最終回・40.0%)が社会現象を巻き起こしました。

しかし、近年のドラマ視聴率の現場は様相が一変しています。地上波のリアルタイム速報では世帯視聴率が6〜8%台にとどまる作品であっても、TVerのお気に入り登録数が100万件を超え、週間再生回数が300万回を突破するヒット作が毎クールのように誕生しています。

フジテレビ系ドラマ『silent』(2026年)が残した「見逃し配信歴代最高記録」の樹立以降、テレビ局のドラマ制作は「地上波リアルタイム+タイムシフト+TVer見逃し配信」の合算値(総合リーチ)で採算を取るビジネスモデルへと完全に舵を切りました。リアルタイムの速報値だけでドラマの成否を断定する見方は、すでに時代遅れとなっています。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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