サッカー選手がタバコを吸う謎|愛煙家の実名とスヌース流行の真相

サッカー選手がタバコを吸う謎|愛煙家の実名とスヌース流行の真相にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

現在、欧州フットボール界を揺るがしているのは、紙巻きタバコではなく「スヌース(Snus)」と呼ばれる無煙タバコです。北欧スウェーデン発祥のこの製品は、タバコ葉の入った小さなポシェット状のパウチを上唇と歯茎の間に挟み、粘膜から直接ニコチンを吸収させます。

「煙が出ないため周囲に気づかれない」「肺に煙を吸い込まないため心肺機能が落ちない」という都合の良い誤解がロッカールーム内で広まり、イングランド・プレミアリーグやチャンピオンシップ(2部)のクラブを中心に爆発的な勢いで蔓延しました。英国プロサッカー選手協会(PFA)とラフバラー大学が実施した大規模調査では、調査対象となったプロ選手の3割以上がスヌースの使用経験を持ち、日常的に手放せない深刻なニコチン依存に陥っている実態が浮き彫りになりました。

現場からは「ベンチ裏のシート下に大量の使用済みパウチが捨てられている」「試合前の集中力を高めるために若い選手たちが当たり前のように口に入れている」といった生々しい告発が相次いでいます。しかしスヌースは、高濃度のニコチンによる歯肉炎や口腔がん、心血管疾患のリスクを高めるだけでなく、使用を中断した際の離脱症状(イライラ、集中力低下)によってプレー判断を狂わせる危険を孕んでいます。

世界アンチ・ドーピング機構(WADA)もニコチンを監視プログラムの対象として注視しており、プレミアリーグの一部名門クラブでは、スヌースの所持・使用に対して高額の罰金を科すチーム内規則を設けるなど、規制の網が急速に強化されています。同様に、オフシーズンのリゾート地で選手たちが水タバコ(シーシャ)に興じる姿が写真流出し、クラブから公式に処分を受けるケースも後を絶ちません。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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