コウイカの捌き方を完全解説!墨袋を破らず甲を抜くプロの極意

コウイカの捌き方を完全解説!墨袋を破らず甲を抜くプロの極意にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

コウイカの下処理で最も多い失敗が「包丁で腹を割いた瞬間に墨袋を切り裂き、まな板と身が真っ黒に染まる」という現象です。これを防ぐための決定打は、一般的なイカのように「腹側から開かない」ことです。

コウイカの内臓構造を見ると、墨袋は腹側の中央、内臓の真下に密着するように配置されています。そのため、腹側から包丁を深く入れると、刃先が確実に墨袋の薄膜を傷つけてしまいます。安全かつ手早く処理するためのコウイカ 墨袋 破らないコツと甲の外し方の手順を順を追って解説します。

ステップ1:甲(背側)の先端に小さな切れ目を入れる
コウイカの背側(白く硬い感触がある側)を上に向けます。胴の先端(エンペラ側ではなく、頭寄りの縁)の皮膚に、包丁の刃先で甲の輪郭に沿って2〜3cmほどの浅い切り込みを入れます。

ステップ2:甲を指で押し出す
切り込みから指を滑り込ませ、胴体と甲の間の薄膜を剥がすように指先を奥へ進めます。甲の周囲が浮いたら、先端を押し出すようにしてペリペリと剥がしながら一気に引き抜きます。この段階ではまだ内臓に一切触れていないため、墨袋が破れるリスクはゼロです。

ステップ3:背側の空間から内臓と胴を外す
甲を抜いたことで、胴体の背側に大きな空洞が生まれます。その空洞に親指を差し込み、胴の内壁に沿わせながら、内臓と胴体を繋いでいる接合部(軟骨付近の筋)を優しく外していきます。

ステップ4:ゲソを持って内臓ごと引き抜く
胴体を片手でしっかり押さえ、もう一方の手でゲソ(足)の付け根を掴んで、ゆっくりと平行に引き抜きます。銀色に光る黒い墨袋が内臓の中央に現れますが、無理な力をかけず丁寧に引き抜けば、墨を一滴も漏らすことなく内臓の分離が完了します。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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