理研は本当に超エリートばかりか?採用倍率・学歴・年収の実態
理研は本当に超エリートばかりか?採用倍率・学歴・年収の実態についての真相を徹底解説します。
ネット上の掲示板やSNSでは、理研に対して極端な二つの言説が飛び交っています。一つは「ノーベル賞級の天才ばかりが集まる雲の上の神殿」という神格化、もう一つは「任期に怯えて使い捨てにされるブラックな職場」という批判的な見解です。実際の現場はそのどちらでもあり、同時にどちらでもありません。
神格化に対する実態として、理研の研究者といえども日々の作業は地道そのものです。何百回ものピペッティング、膨大なソースコードのデバッグ、予算申請書の書類作成、論文査読への返答など、泥臭い知的労働の積み重ねです。突発的な閃きだけで成果を出している「漫画的な天才」は皆無に等しく、徹底した論理的思考と驚異的な作業量を両立できる「努力を努力と思わない知的好奇心のモンスター」が生き残っています。
一方で、研究室ごとの「独立王国性」も顕著です。主任研究員の裁量が絶対的であるため、配属されたラボの主宰者のマネジメント方針によって、研究室の雰囲気や労働環境は天と地ほど異なります。フラットで闊達な議論が行われるラボがある一方、過酷な長時間労働が常態化しているラボもゼロではありません。組織全体を一括りに語ることはできず、個別の研究室選びが研究者生命を左右します。