なぜ病院で使えた?ピッチと携帯の決定的な違いと電波の真相を徹底解説
なぜ病院で使えた?ピッチと携帯の決定的な違いと電波の真相を徹底解説の詳細について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。
長らく親しまれたピッチですが、携帯電話の第3世代(3G)・第4世代(4G/LTE)への進化、そしてスマートフォンの急速な台頭によって徐々に市場シェアを奪われていきました。データ通信速度の差や、高速パケット通信に対応したアプリ環境の充実度で太刀打ちできなくなったためです。
日本国内における一般向け公衆PHSサービスは、ワイモバイル(ソフトバンク)が提供を継続していましたが、2026年1月31日をもって音声通話・データ通信サービスを終了。インフラ維持の観点から猶予されていた自動販売機やガスメーター向けの「テレメタリングサービス」も、2026年3月31日をもって完全終了を迎え、公衆通信としてのPHSは約28年の歴史に完全に幕を下ろしました。
一方、電波法上の猶予措置が適用されていた病院内の「自営内線PHS(メディカルPHS)」についても、設備の老朽化や保守部品の枯渇に伴い、スマートフォンをベースとした次世代システムへの世代交代が完了しつつあります。
現在、医療現場で主役に躍り出ているのが「sXGP(shared eXtended Global Platform)」と呼ばれるプライベートワイヤレス規格です。従来のPHSと同じ1.9GHz帯の免許不要帯域を利用しながら、TD-LTE(4G技術)をベースにした通信を行うことで、音声通話だけでなく電子カルテの閲覧、ナースコールと連動した生体データや顔写真のリアルタイム表示を実現しています。