耳の中に虫が入った時の緊急対処法!綿棒Ngの理由と安全な取り出し方
耳の中に虫が入った時の緊急対処法!綿棒Ngの理由と安全な取り出し方を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を分かりやすく展開します。
虫の動きが止まったとしても、死骸を外耳道に残したまま数日間放置することは極めて危険です。死骸の腐敗に伴う細菌感染や、虫の破片が外耳道壁に癒着して肉芽(にくげ)を形成し、最悪の場合は難治性の外耳道真珠腫を誘発することが報告されています。したがって、最終的には必ず耳鼻咽喉科を受診して摘出と消毒を受けなければなりません。
受診のタイミングを判断するにあたり、以下のトリアージ基準を参考にしてください。
【即座に夜間救急・救急外来を受診すべき症状】
- 耐えがたい激痛が持続し、冷や汗や嘔吐を伴っている
- 耳から鮮血が出ている、または濁った液体が流れ出している
- 天井が回転するような激しいめまいやふらつき、難聴を自覚している
- 乳幼児や小児で、激しい号泣やパニックにより身体の拘束が困難な状態にある
一方、油の滴下によってガサガサ音が完全に消失し、痛みが軽微で出血もない場合は、一晩安静に過ごした上で翌朝一番に一般の耳鼻咽喉科クリニックを受診するのが最も合理的です。総合病院の夜間救急外来では必ずしも耳鼻咽喉科の当直専門医が常駐しているとは限らず、内科や外科の当直医では専用の顕微鏡や微小器具を用いた安全な摘出が難しいケースがあるためです。
特に配慮を要するのが、子どもの耳に虫が入った時の応急処置です。子どもは恐怖心から暴れ回るため、親がピンセットなどで無理につまもうとすると、首を振った瞬間に鼓膜を突き破る大事故につながります。子どもがパニックを起こしている場合は、まずバスタオル等で身体と両腕をミノムシのように包んで固定し、不要な耳いじりを制止してください。鼓膜穿孔の既往がなければベビーオイルを少量注いで虫の動きを封じ、子ども医療電話相談(#8000)や救急安心センター事業(#7119)へ電話をかけ、夜間対応可能な耳鼻咽喉科当直医を案内してもらうのが最も確実な初動となります。