貴社と御社の使い分け完全攻略!面接と履歴書で失敗しない敬称マナー

貴社と御社の使い分け完全攻略!面接と履歴書で失敗しない敬称マナーに関する話題のニュースをまとめてご紹介します。最新情報を求める方は必見です。

「貴社(きしゃ)」と「御社(おんしゃ)」は、どちらも相手の所属組織に敬意を示す「相手方の尊称」ですが、その本質的な違いは「文章表現(書き言葉)」か「口頭表現(話し言葉)」かという伝達手段の違いにあります。

日本語の歴史的な言語構造を紐解くと、「貴」を冠する表現(貴社、貴殿、貴校など)は漢語に由来し、文書上で改まった敬意を視覚的に伝えるために用いられてきました。一方、口頭で「きしゃ」と発音すると、「帰社」「記者」「汽車」「貴社」など同音異義語が極めて多く、会話の中で文脈上の混乱を招きやすいという実務上の欠点がありました。そこで、昭和初期から戦後の商習慣の定着に伴い、口頭では聞き取りやすく誤解の生じにくい「御社(おんしゃ)」が主流として定着した経緯があります。

ビジネスメールの書き方や履歴書と職務経歴書のマナーにおいては、以下の区分を無意識に実践できるレベルまで落とし込むことが基本中の基本となります。

・文章表現(書き言葉)=「貴社」
履歴書、職務経歴書、エントリーシート(ES)の志望動機、送付状、ビジネスメール、チャットツールでの連絡文、稟議書、契約書、見積書など

・口頭表現(話し言葉)=「御社」
就活・転職活動の対面面接、WEB面接、電話応対、対面での商談・プレゼンテーション、受付での名乗りなど

「御社様」や「貴社様」といった表現は、二重敬語(敬称の重複)となりビジネスマナー上不適切です。「様」を重ねず、単体で完結した敬称として用いるのが正しい作法です。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest