メダカの水カビ病は治せる!白い綿の正体と塩浴・薬浴の治療手順

メダカの水カビ病は治せる!白い綿の正体と塩浴・薬浴の治療手順の特集記事を解説します。専門的な知識が満載です。

メダカの体に付着した白い綿…その正体とは一体何なのでしょうか。その正体は、水中にごく普通に漂っている真菌類(カビ)の仲間であるサプロレグニア菌(Saprolegnia)やアクリヤ菌などの水生菌です。メダカの水カビ病は、これら菌類の胞子が魚体に付着して菌糸を伸ばすことで発症します。

サプロレグニア菌は「偏性寄生体」ではなく、普段は水中の枯れ葉や魚の排泄物、餌の残りなどを分解して生活する常在菌です。健康で強固な粘膜に覆われたメダカに襲いかかることは基本的にありません。しかし、網による掬い上げ時のスレ傷、求愛行動による噛み傷、越冬期や季節の変わり目の水温急変による免疫力低下が起きると、防御壁を失った傷口から菌糸が一気に侵入します。

水カビ病を放置すると命に関わる決定的な理由は、菌糸が表皮組織を溶かしながら筋肉深部まで侵食し、魚類にとって生命維持の要である浸透圧調整機能を完全に破壊する点にあります。淡水魚であるメダカは、体内に絶えず浸入してくる水分を排出し、体液の塩分濃度を維持し続けています。しかし、体表が真菌に破壊されると体液が水中に流出するか、逆に水が体内に過剰流入して内臓不全を引き起こします。さらに菌糸がエラに達すれば呼吸困難に陥り、窒息死を迎えることになります。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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