プッシュアップバーの使い方決定版!大胸筋を刺激する向きと手首の守り方
プッシュアップバーの使い方決定版!大胸筋を刺激する向きと手首の守り方の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。
「手首に優しいはずの器具なのに、使うと手首が痛くなる」という相談は、フォームを見直すことで9割以上解決します。プッシュアップバーで手首が痛い原因の代表格は、バーを平行(真横)に配置してしまうことと、グリップの「握り込みの甘さ」にあります。
バーを床面に対して真横(平行)に置くと、肘を曲げて身体を沈めた際に脇が過度に開き、前腕の骨に対して手首が不自然に外側へねじれるトルクが発生します。さらに、バーを手掌の指寄り(指の付け根付近)で浅く乗せてしまうと、手首が後方へ強く反り返り、床での腕立て伏せ以上に腱や靭帯を圧迫してしまうのです。
このトラブルを根本から排除するのがプッシュアップバーのハの字角度(約45度)です。バーの配置を完全な平行ではなく、頭側が狭く足側が広い「ハの字(角度にして約30度〜45度程度)」に設定します。人間の骨格構造上、腕を斜め前方に押し出す動作では前腕が自然とやや内旋するため、ハの字にセットすることで手首・肘・肩の関節が一直線の軌道(運動連鎖)に収まり、関節へのストレスがほぼゼロ化します。
また、バーの握り方は親指をしっかり巻きつける「サムアラウンドグリップ」を徹底してください。手のひらの小指球(手のひらの下部・小指側)の肉厚な部分にバーの芯を当て、手首を立てた状態(前腕の骨の延長線上にバーが乗る状態)をキープして動作に入ることが、怪我を遠ざけ高重量負荷を胸へ送り込む絶対条件です。