アスパラガス露地栽培の極意|失敗ゼロで10年獲る極太育成法

アスパラガス露地栽培の極意|失敗ゼロで10年獲る極太育成法の重要ポイントをお届けします。役立つ情報がチェックできます。

園芸コミュニティや家庭菜園の相談窓口において、毎年春先から初夏にかけて最も多く寄せられるのが「植え付けたはずの株から芽が出ない」「2年目の春に細いヒョロヒョロの芽が2〜3本出たきり消えてしまった」というトラブルです。取材を進めると、栽培者の悪意なき「ある共通行動」が悲劇を引き起こしている実態が浮かび上がってきました。

アスパラガス露地栽培で失敗する理由の第一位は、紛れもなく「初年度・2年目のフライング収穫」です。種苗関係者や農業試験場の技術指導員が一貫して警鐘を鳴らす通り、アスパラガスの地上部に顔を出す若芽は、地下にある「貯蔵根(ちょぞうこん)」に蓄えられた炭水化物を消費して伸びてきます。植え付け後1〜2年目は、人間で言えば骨格と体力を養う成長期にあたります。ここで「せっかく芽が出たから1本だけ」とハサミを入れる行為は、株の寿命を根本から縮める致命的な失策となります。

さらに「春になっても芽が出ない」トラブルの大半は、排水不良による根腐れが原因です。原産地が地中海沿岸から南欧の砂礫地であるアスパラガスは、湿潤を嫌い好気性の土壌環境を好みます。粘土質の土壌にそのまま植え付け、春先の長雨で過湿状態が続くと、太い貯蔵根は呼吸不全を起こして腐敗します。また、定植時にクラウン(根冠部)の天地を逆にしてしまったり、20cm以上も深く埋め戻して地温不足を招くケースも初心者によく見られる盲点です。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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