ラジエントヒーターとは?Ihとの違いや電気代の真相をプロが徹底解説

ラジエントヒーターとは?Ihとの違いや電気代の真相をプロが徹底解説について見逃せない 理由を厳選して解説いたします。

賃貸契約者や新築検討者から最も多く寄せられる相談の一つが、「ラジエントヒーターを使うと光熱費が高くなるのか」という疑問です。ラジエントヒーターの電気代を論じる際、定格消費電力の数値だけを比較すると本質を見誤ります。

一般的なビルトインキッチンのラジエントヒーターは最大火力が約1.2kWに設計されており、IHの標準的な強火(3.0kW)に比べると定格ワット数自体は小さめです。しかし問題は「加熱にかかる時間」にあります。IHの熱効率が約85〜90%に達するのに対し、ラジエントヒーターは天板自体を熱し空気を介して熱が逃げるため、熱効率が約70〜75%前後まで落ち込みます。

例えば、1リットルの水を沸騰させる実験を行った場合、IHが約2分半〜3分で沸き上がるのに対し、ラジエントヒーターは天板の立ち上がり時間を含めて6分〜8分近く要します。瞬間的な電力消費は低くても、通電時間が2倍以上延びる結果、同量の調理を行うトータルの積算電気代はIHより割高になります。

さらに見逃せないラジエントヒーターのデメリットが、表面温度と危険性です。加熱中の天板は500℃を超え、スイッチを切った直後でも約300℃前後の熱を帯びています。完全に素手で触れられる温度(50℃以下)まで冷却されるには、冬場でも15分から25分前後の時間を要します。「火が見えないから安全」と過信した小さな子どもやペットが飛び乗り、重い火傷を負う事故事例が消費者庁や医療機関から定期的に報告されています。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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