高張性脱水とは?細胞が縮む致死的リスクと絶対にNgな水分補給
高張性脱水とは?細胞が縮む致死的リスクと絶対にNgな水分補給について徹底解説いたします。最新の情報をご覧ください。
Q1:スポーツドリンクを薄めて飲ませれば、高張性脱水は自宅で治せますか?
A1:軽症かつ本人が自力で安全に嚥下できる状態であれば、水分補給の選択肢として悪くはありません。ただし、市販のスポーツドリンクは糖分が高いため、浸透圧利尿を誘発してかえって尿量を増やしてしまう恐れがあります。純粋な水分欠乏である高張性脱水の初期には、糖分や塩分の少ない真水や麦茶を優先するのが安全です。中等症以上で意識の変容がある場合は、自宅での対応は不可能であり、医療機関での点滴管理が必須となります。
Q2:高齢の親が「喉は渇いていない」と言い張ります。それでも脱水の可能性はありますか?
A2:極めて高い確率で脱水が隠れている可能性があります。高齢者は脳の口渇中枢の加齢変化により、体内の水分が危機的なレベルまで枯渇していても「喉の渇き」を自覚できません。本人の「渇いていない」という言葉を信用せず、脇の下の湿り気、舌の乾燥、尿の色、日中の活気などを客観的に観察し、定期的な水分摂取を促す環境づくりを行ってください。
Q3:病院での点滴治療は、どのくらいの期間がかかりますか?
A3:重症度と血清ナトリウム濃度によりますが、通常は数日間の入院治療が必要です。高張性脱水の輸液は、急激にナトリウム濃度を下げると脳浮腫を引き起こして死に至るリスクがあるため、48時間から72時間以上かけて極めてゆっくりと電解質バランスを補正します。血液検査を頻回に行いながら安全なスピードを維持するため、点滴を1本打ってその日のうちに帰宅できるような単純な処置ではありません。