イースター島に森林がない理由とは?文明崩壊の真相と最新研究

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森林の再生を不可能にした最大の立役者として、現在最も有力視されているのが、最初の移民たちが食用としてカヌーに乗せて持ち込んだ「ナンヨウネズミ(ポリネシアンラット)」の存在です。

天敵が存在しない隔離された島において、ネズミは爆発的な勢いで繁殖しました。計算上では、わずか数組のネズミが数世代のうちに数百万匹に達したと推計されています。島内の洞窟や遺跡から発掘されたパスクアロココヤシの実化石を電子顕微鏡で調査したところ、実に99%以上の種子にネズミによる鋭い歯型痕が残されており、胚芽部分が食い尽くされていたことが判明しました。

木々が自然に枯れるか人間によって伐採された後、本来であれば種子から新たな芽が育つはずでした。しかし、ネズミが地面に落ちたヤシの実を片っ端から食べ尽くしたため、森の世代交代が完全にストップしてしまったのです。人間の計画的な伐採速度を遥かに上回るペースで、外来齧歯類による不可逆的な森林消失が進行していきました。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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