壁紙の上から貼れる壁紙の罠!賃貸原状回復の真相とプロ直伝の裏ワザ

壁紙の上から貼れる壁紙の罠!賃貸原状回復の真相とプロ直伝の裏ワザに関する深掘り記事を分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

「既存の壁紙の上から重ねて貼るだけで、本当にプロが仕上げたように美しくなるのか」。この疑問に対し、リフォーム現場の施工データはシビアな現実を示しています。一般社団法人日本壁装協会の技術資料や内装職人の見解を総合すると、下地処理を行わずに重ね貼りをした場合、約3割のケースで施工後1年以内に「浮き」「継ぎ目の開き」「気泡の残存」といった外観トラブルが発生しています。

仕上がりの美しさを大きく左右するのは、既存壁紙の表面形状です。日本の住宅で普及率の高いビニールクロスは、防汚性や意匠性を持たせるために細かなエンボス(凹凸)加工が施されています。この凹凸の溝にシール壁紙の粘着剤が十分に密着しない場合、わずかな温度変化や湿度の上下動によって空気が膨張し、目立つたるみが生じる結果となります。

さらに深刻なのが、壁紙の上から貼れる壁紙を賃貸物件で使用した際の原状回復トラブルです。ネット上では「賃貸でも100%安心」と謳う商品が散見されますが、これは大きな誤解を含んでいます。

粘着剤には経年劣化が避けられず、貼り付けから2〜3年が経過すると、粘着剤に含まれる可塑剤が下地のビニールクロス側へ移行します。その結果、接着面が一体化(同化)してしまい、剥がそうとした際に下地の紙ごとベリベリと引き裂いてしまう現象が起きます。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」において、借主の故意・過失による壁紙破損は借主負担と明記されており、敷金返還どころか高額な追加補修費を請求されるケースが後を絶ちません。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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