赤ちゃんのうんちの色は何のサイン?緑・白・赤の危険度と受診目安
赤ちゃんのうんちの色は何のサイン?緑・白・赤の危険度と受診目安の具体的な内容に迫る! 専門的な視点で紐解きます。
便の形状や色調は、赤ちゃんが摂取している栄養源(母乳か育児用ミルクか)によっても大きく様相が異なります。この違いを事前に把握しておくだけで、無用なパニックの多くを防ぐことができます。
新生児から乳児期前半にかけて、おむつの中に小さな白いツブが無数に含まれている光景を目にすることがあります。これは新生児 うんち 黄色 つぶつぶと呼ばれる現象で、母乳やミルクに含まれる脂肪分やカルシウムが完全に吸収されず、腸内で凝固して排出されたものです。未消化便の一種ではあるものの、赤ちゃんの消化機能が未熟な段階では極めて健全な発達過程であり、心配の必要はありません。
母乳とミルク うんちの色の違いにも明確な傾向が認められます。日本小児栄養消化器肝臓学会などの臨床データによると、以下のような特徴差が報告されています。
- 母乳栄養児:腸内にビフィズス菌などの善玉菌が優位になりやすく、酸性度が保たれるため、黄金色〜鮮やかな黄色の泥状便(ゆるめの水様便)が多くなります。排便回数は1日5〜10回に及ぶことも珍しくありません。
- ミルク栄養児:母乳に比べて腸内環境が弱アルカリ性に傾きやすく、やや緑がかった黄色や淡黄褐色のペースト状・粘土状になります。消化吸収に時間がかかるため、排便回数は1日1〜3回程度と母乳児より落ち着く傾向があります。
なお、新生児期特有の「赤ちゃんのうんち 黒色 原因」については慎重な見極めが求められます。生後2〜3日目頃までに出る濃緑色〜黒色の粘稠な便は「胎便(胎児期に羊水などを飲み込んで蓄積したもの)」であり、生理的なものです。しかし、生後4日以降を過ぎても真っ黒なタール状の便が続く場合や、急激に黒い便が出た場合は、胃や十二指腸などの上部消化管からの出血(新生児メレナなど)が疑われるため、速やかな鑑別が必要です。