ここ掘れワンワンの真相!花咲か爺さんの結末と大判小判の由来

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読者の間でもしばしば白熱した論争となるのが、「花咲か爺さんの犬の名前はシロなのか、ポチなのか」という疑問です。民話絵本を開けば純白の毛並みを持つ「シロ」として描かれる例が圧倒的に多い一方で、前述の童謡では「裏の畑でポチが鳴く」と明確に歌われており、記憶の混同を招く要因となっています。

古典文学の研究者や国文学の史料調査によると、江戸時代中期の赤本や草双紙に描かれた『花咲か爺』においては、犬に特定の固有名詞が与えられていないか、単に「白犬」あるいは毛色の特徴から「シロ」と呼ばれている事例が過半を占めています。白という色は、古代日本の神道観において神の使い(神使)を意味する極めて清浄な毛色であり、異界からの富をもたらす資格を持つ存在として「白犬」である必然性がありました。

一方の「ポチ」という呼称は、幕末から明治維新にかけて急速に輸入された外来語に由来するという説が有力です。フランス語で斑点を意味する「poché(ポシェ)」や、英語の「Spotty(スポッティ)」が転じたもの、あるいは英語圏で犬を呼ぶ「Come here, pooch(プーチ=犬)」の聞き取りから派生した言葉とされています。童謡作詞家の石原和三郎が近代唱歌を編纂する際、当時の子どもたちにとって最も身近で呼びやすかった流行の犬名「ポチ」を歌詞に採用した結果、民間伝承としての「シロ」と、教育音楽としての「ポチ」という二重構造が形成されたわけです。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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