風邪の時にいい食べ物決定版!症状別の正解と逆効果になるNg食の真実

今注目を集めている 風邪の時にいい食べ物決定版!症状別の正解と逆効果になるNg食の真実について、主要な情報をご紹介しています。

風邪の病態は刻一刻と変化し、症状の主戦場がどこにあるかによって身体が要求する栄養素は180度異なる。自身の症状を見極め、適切な選択を行うことが早期回復への最短経路となる。

1. 高熱・悪寒がある時:風邪 熱の時の食事 おすすめ

体温が38度を超えると、基礎代謝量は平熱時より13〜15%上昇し、体内のグリコーゲンと水分が急速に消耗していく。この段階では、噛むエネルギーすら節約できる流動状の糖質と、汗とともに失われるナトリウム・カリウムの同時補給が絶対条件となる。

おすすめは、熱を奪う解熱作用のある冷たいゼリーやイオン飲料、経口補水液、くず湯、リンゴのすりおろしだ。糖質は脳や免疫細胞の直接的な燃料となり、筋肉の異化分解(筋肉が削られてエネルギーになる現象)を食い止める。汗をかいて寒気が抜けたタイミングで、薄味の卵スープやポトフのスープ部分を少しずつ口に運ぶと良い。

2. 喉が焼けるように痛む時:風邪 喉の痛みにいい食べ物

咽頭粘膜が赤く腫れ上がり、嚥下痛(飲み込むときの痛み)が強い局面では、「摩擦抵抗の少なさ」「非刺激性」「適度なとろみ」が三拍子揃った食品が求められる。

最適なのは、冷ましたポタージュスープ、茶碗蒸し、プリン、豆腐、マッシュポテトなどである。食材にとろみをつけると喉を通過する際の摩擦が激減し、痛みを伴わずにカロリーを摂取できる。大根に含まれる消炎成分「イソチオシアネート」や、抗炎症・抗菌作用を持つ純粋ハチミツをスプーン1杯舐める手法は、古くからの知恵でありながら現代の耳鼻咽喉科領域でも粘膜保護の観点から高く評価されている(※ハチミツは1歳未満の乳児にはボツリヌス症の危険があるため絶対厳禁)。

3. 吐き気・下痢がある時:風邪 胃腸に優しい食べ物

胃腸かぜやノロ・ロタ様の下痢を伴う場合、腸管のバリア機能が崩壊している。ここで求められるのは、残渣(食物のカス)を残さず、腸壁を刺激しない超低刺激食だ。

煮込み白米がゆ、具なしの煮込みうどん、すまし汁、白湯などが基本となる。油脂類、乳製品、砂糖の過剰摂取は浸透圧性下痢を誘発するため、この時期は控える。胃腸の蠕動が落ち着くまでは固形物を無理に追わず、常温の経口補水液を10〜15分おきにスプーン数杯ずつすする「分割給水」を徹底し、脱水を回避することが鉄則である。

4. 全身の倦怠感で喉を通らない時:風邪 食欲がない時の栄養補給

食欲中枢が抑制されている極度の疲労時は、「噛まない」「咀嚼による疲労を生じさせない」アプローチが肝要だ。エネルギー補給型ゼリー飲料(マルトデキストリン配合のもの)、アイスクリーム(バニラやミルク系で脂肪分が控えめなもの)、冷奴などを一口食べるだけでも血中アミノ酸濃度が維持され、体組織の崩壊を防ぐことができる。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest