障害年金がもらえない人の共通点|審査落ちの理由と不支給を防ぐ対策

障害年金がもらえない人の共通点|審査落ちの理由と不支給を防ぐ対策を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。

障害年金の門前で立ち尽くす人々を観察すると、そこには個人の怠慢ではなく、複雑怪奇な制度設計に起因する明確なパターンが見て取れます。窓口にたどり着いたにもかかわらず受給に至らないケースの大半は、日本年金機構が厳格に課している「受給のための基本3要件」のどこかで審査基準を割り込んでいます。

第一に立ちはだかるのが「初診日要件」です。障害の原因となった傷病で初めて医師等の診療を受けた日を公的に証明できなければ、その後の審査へすら進めません。第二に「保険料納付要件」があり、初診日の前日時点で過去の年金保険料に未納期間が多い場合、どんなに重い後遺症が残っていても受給資格そのものを喪失します。そして第三が「障害認定日要件」であり、国が定める障害等級の基準を満たしているかどうかが書面だけで審査されます。

厚生労働省の統計や現場の社会保険労務士法人の報告によれば、令和期における障害年金の全体的な不支給率は概ね13.0%前後で推移しています。精神障害や内部疾患においては地域ごとの審査格差を是正するためのガイドラインが導入されたものの、「書類主義」を貫く審査官に対して本人の苦痛が直接届くことはありません。審査員は本人と直接面会することは一切なく、机の上に積まれた医師の診断書と申立書の文面だけを照合して冷徹に合否を下します。つまり、「真に生活に困窮していること」と「制度上の書類審査を通過すること」の間には、埋めがたい乖離が存在します。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest