高齢者の脱水症状はなぜ命を脅かす?初期サインと即座に救う最新予防策
高齢者の脱水症状はなぜ命を脅かす?初期サインと即座に救う最新予防策について詳しく解説いたします。専門家の見解をお届けします。
Q1:認知症の親が「喉は渇いていない」と頑なに水分を拒否します。どうすればよいですか?
A1:無理強いは禁物です。液体としての水分にこだわらず、ゼリー、水分の多い果物(みかん、メロンなど)、プリン、具だくさんのスープなど「食べる水分」に切り替えてみてください。また、「水分補給」ではなく「一緒に美味しいお茶を飲んでひと休みしましょう」と介護者自身が飲む姿を見せながら誘うと、警戒心を解いて受け入れてもらいやすくなります。
Q2:経口補水液(OS-1など)は、熱中症や脱水が心配なときに毎日飲ませても大丈夫ですか?
A2:平時の健康飲料としての常飲は避けてください。経口補水液は脱水症の治療を目的として食塩相当量とカリウムが高めに設計されています。特に心臓病や腎臓病、高血圧の持病がある高齢者が日常的に飲み続けると、持病を悪化させる重大なリスクがあります。普段は麦茶や白湯を基本とし、経口補水液は「食事が摂れない」「下痢や嘔吐がある」「脱水の初期サインが出た」非常時のみに使用してください。
Q3:皮膚ツルゴール反応を試しましたが、高齢で元々皮膚がたるんでおり判断がつきません。他に見るべき場所はありますか?
A3:手の甲のたるみが強い場合は、前胸部(鎖骨の下あたり)や太ももの皮膚でツルゴール反応を試す方法があります。それでも判別が難しい場合は、皮膚だけでなく「脇の下に手を入れて完全に乾いていないか」「舌の表面が白く乾き切っていないか」「直近の尿の色が極端に濃くなっていないか」という3つのポイントを併せて確認してください。