生後9ヶ月のミルク量は?急に飲まない・減らない理由と3回食の正解
生後9ヶ月のミルク量は?急に飲まない・減らない理由と3回食の正解とは一体何なのか? 背景や要点を整理してお届けします。
生後9ヶ月に入ると、「先週まで勢いよく飲んでいたのに、急に哺乳瓶を嫌がって舌で押し出す」「離乳食を大盛りで食べた後でも、ミルクを200ml要求して泣き叫ぶ」といった両極端の現象が顕在化する。この不可解な行動の背後には、発達段階特有の明確なメカニズムが存在する。
まず、9ヶ月ミルクを飲まない理由として最も多いのが、歯茎で食べ物をすりつぶして食べる「カミカミ期」への移行に伴う感覚の変化だ。舌と上あごで押しつぶす吸啜運動から、上下の顎を使って咀嚼する快感を覚えた乳児は、哺乳瓶のゴム乳首を「噛むおもちゃ」として認識し、飲む行為を拒否する傾向がある。さらに周囲への好奇心が急激に高まることで、哺乳瓶をじっとくわえ続けることに退屈を感じてしまうケースも確認されている。
一方で、生後9ヶ月ミルク飲み過ぎと体重推移に頭を抱える家庭も少なくない。離乳食後もミルクが一切減らない主因は、「空腹」ではなく「吸啜による精神的充足(セルフスーディング)」だ。生後9ヶ月は分離不安が強まり、後追いや夜泣きが激しくなる時期。乳児にとって哺乳瓶を吸う行為は、不安を鎮め精神的安定を得るための唯一無二の手段となっている。
加えて、9ヶ月の夜間授乳が減らない理由には、生後半年を過ぎて母親から受け継いだ蓄積鉄が枯渇する「乳幼児期鉄欠乏症」が隠れている場合がある。鉄分が不足すると睡眠リズムが乱れ、夜中に浅い眠りで覚醒しやすくなる。その覚醒時、入眠の儀式としてミルクを欲してしまう悪循環に陥るケースが小児科の臨床で報告されている。