お腹の右下が痛い…それ盲腸かも?今すぐ確認すべき危険なサイン5つ
お腹の右下が痛い…それ盲腸かも?今すぐ確認すべき危険なサイン5つに関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。
SNSや知恵袋の相談投稿で頻繁に見受けられるのが、「熱がないから盲腸ではないはず」「昨日から便が出ていないから便秘痛に違いない」という自己判断による受診遅れです。しかし、医療現場の現実は異なります。
まず、右下腹部痛で熱なしであっても虫垂炎は全く否定できません。発症初期の段階では白血球の上昇のみで体温は平熱(36度台)から37度前後の微熱にとどまる例が半数以上を占めます。38度を超える明らかな高熱が出るのは、炎症が高度化して虫垂が壊死しかけているか、あるいは穿孔(虫垂に穴が開くこと)を起こして限局性腹膜炎へ発展した危険なサインです。
また、便秘による右下腹部痛との混同も深刻です。大腸の起点である盲腸・上行結腸は右下腹部に位置しており、ここに乾燥した便やガスが停滞すると、腸管が引き伸ばされて「チクチク痛い」「重苦しい」鈍痛を生じます。便秘であれば排便や放屁によって内圧が下がり、痛みが劇的に軽減するのが特徴です。これに対し、虫垂炎や憩室炎などの炎症性疾患では、排便後も痛みの芯が消えず、時間の経過とともに増悪します。
安易に市販の鎮痛消炎薬(ロキソプロフェンやイブプロフェン)を飲んでしまうと、重要な臨床指標である「腹痛の推移」や「腹膜刺激兆候」が覆い隠され、診断が大幅に遅れるリスクがあります。診断がつく前の自己判断による鎮痛薬服用は厳禁です。