車のエアコンが冷えない原因は?ぬるい風の正体と修理費用をプロが解説
車のエアコンが冷えない原因は?ぬるい風の正体と修理費用をプロが解説に関する質問を徹底的にまとめました。専門的な情報をご確認ください。
インターネット上のQ&Aサイトや知恵袋などで散見される誤解として、「車のエアコンガスは車検ごとに減るものだから、毎年補充すればいい」という言説があります。しかし、これは明確な誤りです。
家庭用冷蔵庫と同じく、車のエアコン配管も基本的には密閉回路です。数年で冷えなくなるほどガスが減っている場合、「配管のどこかに亀裂やOリングの劣化による漏れが生じている」という異常事態を意味します。漏れ箇所を修復せずにガスだけを継ぎ足しても、数週間から数ヶ月で再び抜けてしまい、大気中に冷媒を放出し続ける環境負荷の面でも問題となります。
また、2010年代後半以降の新型車に急速に普及している新型冷媒「R1234yf(HFO-1234yf)」の存在も見落とせません。従来の「R134a」に比べて地球温暖化係数が極めて低い一方、ガス自体の原価が非常に高く、補充・充填費用が従来の3倍〜5倍に達するケースがあります。愛車のボンネット裏にあるコーションプレートで冷媒の規格を確認することが極めて重要です。