消火だけじゃない消防士の仕事!24時間勤務の実態と年収・採用難易度
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消防士の仕事内容と聞いて真っ先に思い浮かぶのは火災現場での消火活動だが、総務省消防庁が公表している全国統計を見れば、実際の出動件数において救急出動が全体の7割以上を占めている実態が浮き彫りになる。火災出動は年間件数から見れば数パーセントに過ぎず、日々の主戦場は急病人の搬送や交通事故現場での救急・救助活動だ。
消防組織は主に以下の4つの専任部隊および予防・指令部門によって機能している。
- 消火隊(ポンプ隊):火災発生時に現場へ急行し、消火活動や延焼防止、人命検索を行う中核部隊。
- 特別救助隊レスキュー:オレンジ色の活動服を身にまとい、高度な救助器具を駆使してビル火災、交通事故、水難事故、土砂崩れなどから生存者を救出する選抜精鋭部隊。
- 救急隊:国家資格である救急救命士資格を持つ隊員を中心に構成され、傷病者への処置を行いながら医療機関へ搬送する部隊。近年の高齢化により要請件数は高止まりしている。
- 予防課・査察部門:街の雑居ビル、商業施設、工場などへ立ち入り、消防設備の点検や避難経路の確認、防火指導を行う「火災を未然に防ぐ」ための最重要セクション。
現場待機中の消防士の1日のスケジュールは、決して「のんびり待機」ではない。朝8時30分の交代点呼から始まり、数百点に及ぶ装備品の点検、通信機器のテスト、管轄区域内の道路や消火栓を調べる水利調査、さらには立入検査の報告書作成といった膨大なデスクワークが詰まっている。日中に実施される極限状態を想定した放水訓練やロープ応用登はん訓練は、数ミリのミスも許されない過酷なものだ。