給与収入と所得の違いとは?額面と手取りの差や税金計算のカラクリ解説

給与収入と所得の違いとは?額面と手取りの差や税金計算のカラクリ解説の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

現在、パートやアルバイトの就労調整で長年議論されてきた「年収の壁」を巡る制度改定が急ピッチで進んでいます。基礎控除と給与所得控除の合算値である従来の「103万円の壁(所得税非課税枠)」について、インフレや最低賃金上昇に伴う引き上げ議論が本格化し、実質的な手取り向上を促す見直しが定着しつつあります。

一方で、手取り額に決定的な影響を与えるのが社会保険加入の基準である「106万円の壁」および「130万円の壁」です。特に企業規模要件の撤廃が進み、週20時間以上の勤務で社会保険加入が義務づけられる対象が中小企業へ全面拡大される流れが加速しています。社会保険に加入すると厚生年金など将来の保障が手厚くなる反面、額面の15%前後が保険料として引かれるため、一時的に手取りが減少する逆転現象が生じます。

給与所得者と対比される「個人事業主・フリーランス」における収入と所得の違いについても整理しておく必要があります。個人事業主の場合、「収入(売上)」から家賃や消耗品費などの「実際の必要経費」を差し引いたものが「事業所得」となります。会社員のように一律の概算控除(給与所得控除)が適用されない代わりに、青色申告特別控除(最大65万円)などの優遇措置を活用して課税所得を圧縮します。

会社員が副業で事業収入や雑収入を得ている場合、副業の年間所得(収入から経費を引いた額)が20万円を超えると確定申告が必要です。確定申告書上では、本業の「給与所得」と副業の「事業所得/雑所得」を区分して合算申告する形になります。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest