失敗しない極上栗の渋皮煮の作り方!鬼皮剥きと破裂防止の黄金比
失敗しない極上栗の渋皮煮の作り方!鬼皮剥きと破裂防止の黄金比の全貌を詳しく解説してご紹介します。
栗の渋皮煮作りにおいて、完成度を左右する最大の関門が「鬼皮剥き」です。渋皮煮の命である渋皮は、厚さわずかコンマ数ミリの極薄の膜にすぎません。ここで渋皮を深く傷つけたり実を露出させたりすると、後の煮込み工程で内部のデンプンが膨張し、高確率で実が破裂します。
鬼皮を安全かつ劇的に剥きやすくするためには、栗の下処理におけるお湯につける時間の厳守が決定打となります。ボウルに生栗を入れ、80℃前後の熱湯を栗が完全に被るまで注ぎ、そのまま30分〜40分間放置してください。熱湯につけることで、木質化した硬い鬼皮のセルロース繊維に水分が行き渡って柔軟になり、内側の渋皮との間にわずかな蒸気層が生まれて剥離しやすくなります。
浸漬後の剥き方にも明確なプロの技術が存在します。栗の平らな底面(座と呼ばれるザラザラした部分)の端に包丁の刃先をわずか1mm程度引っ掛けるように切り込みを入れ、そこを起点として頭の尖った方向へ向かって、果物の皮をめくるように引き剥がしていきます。刃を深く入れず、鬼皮の繊維を引き起こすイメージで指先を使って剥がしていくと、渋皮を一切傷つけることなくツルンと脱皮させることが可能です。