『枕草子』中納言参りたまひての品詞分解!敬語の方向とテスト攻略法
『枕草子』中納言参りたまひての品詞分解!敬語の方向とテスト攻略法に関する主要なデータを丁寧に解説いたします。
Q1:「奉らせたまふ」の「せ」は使役ですか?それとも尊敬ですか?
A1:教科書や高校古典の標準的な解釈では、最高敬語(二重尊敬)を構成する「尊敬の助動詞」として扱われます。隆家が高貴な身分であるため、「せ+たまふ」の二重敬語で強い敬意を表しています。文脈上、誰かに扇を差し上げさせている使役の事実はないため、使役ではなく尊敬と捉えるのが一般的です。
Q2:「くらげの骨」という表現の面白さはどこにありますか?
A2:クラゲには骨が存在しません。隆家が「誰もまだ見たことがない素晴らしい骨だ」と大げさに自慢したのに対し、清少納言は「誰も見たことがないなら、それはこの世に骨が存在しないクラゲの骨ですね」とウィットを利かせて返答しました。相手の大言壮語を逆手に取った絶妙な諧謔(ユーモア)が評価されています。
Q3:「え張るまじければ」の「まじけれ」の文法的意味は何ですか?
A3:打消不可能です。助動詞「まじ」には打消推量・打消当然・打消意志など複数の意味がありますが、直前に不可能を表す呼応の副詞「え」を伴っているため、「とても張ることができそうにない」という打消不可能の意味に限定されます。