柿の木の剪定時期で実が全滅?プロが明かす冬の失敗回避と豊作の法則
柿の木の剪定時期で実が全滅?プロが明かす冬の失敗回避と豊作の法則について分かりやすく解説いたします。詳細な分析をご覧ください。
インターネット上の相談窓口や園芸コミュニティでは、「邪魔な枝を思い切って根元からバッサリ剪定したら、翌年驚くほど枝が暴れて収集がつかなくなった」という失敗報告が頻繁に寄せられています。この事象の背景には、植物が生存をかけて発動する防衛本能があります。
樹木には、枝葉のボリュームと地中に広がる根のボリュームを均等に保とうとするバランス機能が存在します。太い枝を一気に大量切除するような極端な強剪定を行うと、根から吸い上げられる水分や無機養分の行き場が失われます。木は危機を感じ、失われた葉を大至急再生させようとして、眠っていた潜伏芽から無数の強力な徒長枝を一斉に噴出させるのです。
こうして生えた徒長枝は木質が柔らかく、強風で簡単に根元から裂けてしまいます。さらに、枝葉の再生に全エネルギーが消費されるため、花芽の分化は完全に停止し、数年間にわたって収穫不能の「暴れ木」と化してしまいます。樹高を下げたい場合でも、1年で切る枝の量は木全体の葉量の20〜25%程度に留め、3〜4年かけて段階的に目標の高さまで落としていくのが、果樹栽培の鉄則です。