ハリス世界株ファンド毎月決算型の罠?実績と評判から見えた真実

ハリス世界株ファンド毎月決算型の罠?実績と評判から見えた真実の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

なぜ、これほど構造的なデメリットが指摘されているにもかかわらず、毎月決算型のファンドに資金を投じ続ける投資家が存在するのでしょうか。そこには、行動経済学でいう「インカム・イリュージョン(定期収入の錯覚)」と「メンタル・アカウンティング(心の会計)」が深く関わっています。

人間には「資産本体を取り崩して売却することには強い心理的苦痛(損失回避バイアス)を感じる一方、分配金として自動的に振り込まれる現金は『自由に使ってよい利息やボーナス』とみなす」という非合理な認知の歪みがあります。実際には基準価額が下がり、自分の元本が削り取られて払い戻されている(タコ足配当)にもかかわらず、「元本とは別の場所から利益が湧き出ている」と脳が錯覚してしまうのです。

また、ネット上では「利回り2026年最新」といった謳い文句で、年間分配金累計を購入額で割っただけの「見かけ上の分配金利回り」を喧伝する情報が散見されますが、これは極めて悪質な誤認誘導です。投資信託における真の利回りは、「基準価額の騰落分 + 受け取った分配金」を合算した「トータルリターン」でしか測定できません。見かけの分配金利回りが年10%を超えていたとしても、基準価額が年15%下落していれば、あなたの資産は年5%ずつ減少し続けているのです。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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