松たか子と阿部サダヲの共演が生む引力|名作の裏側と相性の本質
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スクリーンや画面越しに見せる濃密な空気感から、ネット上では「二人はプライベートでも大親友なのか」「どんなコミュニケーションを取っているのか」という興味が絶えません。しかし、対談やメイキング映像で語られる二人の素顔は、過剰にベタベタした仲良しアピールとは一線を画しています。
『スイッチ』の放送直前に対談した際、印象的なエピソードとして語られたのが劇中のキスシーン裏話でした。気心知れた間柄だからこそ、ラブシーンには独特の照れや難しさがあるかと思いきや、阿部サダヲは「松さんとのキスシーンは、妙な緊張感がなく自然体で飛び込める」と語り、松たか子も「サダヲさんだからこそ、無駄な遠慮をせずに思い切りぶつかれる」と全幅の信頼を明かしていました。
共演エピソードで共通して語られるのは、「現場で演技について深く話し合わない」というプロフェッショナルな暗黙の了解です。「こう動いたらどう返してくるか」を現場の本番で試し、瞬時に反応し合うジャズセッションのような関係。私生活で頻繁につるむわけではなくとも、表現者としての根底で強固に結ばれているからこその「仲の良さ」が存在します。