顔のできもの写真と症例一覧!粉瘤や危険な腫瘍の正体を見分ける基準

顔のできもの写真と症例一覧!粉瘤や危険な腫瘍の正体を見分ける基準にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

鏡の前で該当する症状を見定めるためには、色(白・赤・褐色)、触感(硬さ・可動性)、痛みの有無という3つの物理的指標を正しく観察することが不可欠です。以下に、読者が自身の症状を客観的に照合できるよう、臨床統計と専門医の鑑別基準に基づいた比較データを整理しました。

疾患名・外見の特徴色調・触感・自覚症状好発部位と大きさの目安主な鑑別点と推奨される医学的対応粉瘤(表皮嚢腫)
皮下に袋ができる良性腫瘍皮膚色〜やや青白い。触ると弾力性のある球状。「顔のしこりだが痛くない」状態が続くが、細菌感染すると「顔のできものが赤く痛い」化膿状態へ急変頬、耳たぶ、顎下。
数ミリ〜数センチ大まで肥大化中央に黒点状の開口部あり。自然治癒はしない。被膜ごと切除する「くり抜き法」手術が標準。保険適用で日帰り処置が可能稗粒腫(はいりゅうしゅ)
角質が球状に固まった良性小病変乳白色〜黄白色の硬い粒状。表面はツルツルしており、痛みやかゆみなどの自覚症状は皆無目の上下眼瞼、頬骨の周辺。
1〜2mm程度で大きさは不変ニキビ特有の充血や開口部がない。自力排出は不可能なため、クリニックでの注射針による微小切開圧出や炭酸ガスレーザー焼灼を選択脂漏性角化症(老人性疣贅)
加齢と紫外線による良性表皮腫瘍淡黄色から褐色、黒褐色。表面がザラザラ・ボロボロとしたイボ状の隆起。通常無痛だが摩擦で痒みが出ることもこめかみ、額、頬全般。
数ミリ〜2cm程度へ緩慢に増大脂漏性角化症の顔の画像では貼り付いたような質感が典型。悪性黒色腫(メラノーマ)との鑑別のためデルモスコピー検査が必須毛嚢炎(黄色ブドウ球菌感染)
毛根を包む組織の急性化膿性炎症鮮紅色で中心に白〜黄色の微小な膿点。触れるとピリピリとした軽い自発痛や圧痛を伴う髭剃り部、口周囲、生え際。
2〜5mm程度の多発傾向ニキビ芯(コメド)がない。剃刀や毛抜き刺激が引き金。抗菌薬外用・内服で数日〜1週間程度で消退することが多い悪性皮膚腫瘍(基底細胞がん等)
表皮基底層や付属器由来の悪性疾患黒色、青黒色、暗褐色。初期は無痛だが、中央部が陥凹して潰瘍化し、軽微な刺激で容易に出血を繰り返す鼻周囲、下眼瞼、上唇。
数ヶ月〜半年単位で非対称に拡大「顔のできものが治らない理由」の最警戒サイン。ほくろや血豆に見えても徐々に増大する場合は大学病院等での全切除生検が必須

注意しなければならないのは、中年期以降に発生頻度が急上昇する「イボ(疣贅)」の分類です。顔のイボの種類と写真を皮膚科学会のアトラスで照合すると、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染による「扁平疣贅」は若年層の額や頬に平坦な淡紅色のブツブツとして多発するのに対し、前述の脂漏性角化症は皮膚の老化現象の一環であり非感染性です。触れた感触が硬いか柔らかいか、表面が滑らかか角化しているかによって、適用される治療手技(冷凍凝固法、切除術、レーザー蒸散)は根底から分かれます。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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