国保と社保の違いを徹底比較!保険料と給付で損しない全知識
国保と社保の違いを徹底比較!保険料と給付で損しない全知識の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。
ネット上の情報やコミュニティでは、健康保険に関する誤解が散見されます。損をしないために知っておくべき盲点を整理しておきましょう。
誤解①:「任意継続は2年間絶対に辞められない」
かつては保険料未納や再就職などの特定理由がなければ任意継続をやめられませんでしたが、法改正により被保険者の申し出による自由脱退が可能になりました。つまり、「1年目は前年所得が高いため任意継続を選び、所得が下がった2年目に国保へ切り替える」という合法的な節税・保険料圧縮スキームが活用できます。
誤解②:「個人事業主は社保に入れない」
個人事業主であっても、常時5人以上の従業員を雇用する特定の業種であれば社会保険の強制適用事業所となります。また、自身で法人を設立して役員報酬を設定すれば、一人社長であっても社会保険に加入することが可能です。家族が多いフリーランスが「法人成り」を選ぶ背景には、高額な国保料を回避して社保の扶養メリットを享受する狙いも含まれています。
誤解③:「国保の減免制度は誰でも使える」
自己都合退職の場合、自治体の国保減免制度の適用ハードルは高めです。一方で、「倒産・解雇・雇い止め」などの非自発的失業者であれば、前年の給与所得を30/100とみなして計算する大幅な軽減措置が受けられます。ハローワークで発行される離職票の離職理由コードを確認することが重要です。
【プロの結論】社保を選ぶべき人・国保でも問題ない人の判断基準
制度の特性を踏まえると、どちらのルートに身を置くべきかの判断軸は極めて明確です。
【社会保険(任意継続・扶養含む)を死守・選択すべき人】
- 養うべき配偶者や子どもなど、扶養家族が1人以上いる人
- 前年の給与年収が比較的高く、退職後も一定の生活水準を維持したい人
- 病気やケガのリスクに備え、傷病手当金などの所得補償を手厚く確保したい人
- 年収106万円以上の条件を満たし、将来の厚生年金受給額を底上げしたい短時間就労者
【国民健康保険への移行で問題ない(あるいは適している)人】
- 扶養家族がおらず、単身で生活している人
- 前年の年収が極めて低く、国保の所得割が低水準に抑えられる人
- 会社の倒産や雇い止めなどで退職し、非自発的失業者の保険料軽減措置を受けられる人
- 特定の業種別「国民健康保険組合(文芸美術国保など)」に加入でき、所得に関わらず定額の保険料を適用できるクリエイター・専門職