Ghq本部はなぜ第一生命館に置かれたのか?現在も残る執務室の真相
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GHQ本部となった第一生命館の6階、皇居を正面に望む部屋に設けられたのが、最高司令官マッカーサー元帥の執務室です。
元帥の執務スタイルは徹底して独特でした。部屋の中央に置かれたのは、豪華な装飾が一切ないシンプルなウォールナット材の木製机。引き出しが一つもなく、書類を一切溜め込まない構造になっていました。副官が持ち込む決裁書類にその場で目を通し、即座にサインして送り返すという「即断即決」の姿勢を徹底していたと記録されています。
マッカーサーは毎朝10時半頃に港区赤坂のアメリカ大使館公邸から黒塗りのキャデラックで日比谷の第一生命館へ出勤し、昼食のために一度公邸へ戻り、午後再び登庁して夜遅くまで執務を執るという規則正しい生活を崩しませんでした。ビルの前には連日、元帥の姿を一目見ようと多くの市民や報道陣が詰めかけ、その様子は当時のニュース映画や写真に鮮明に残されています。
この部屋で、日本国憲法の制定指示、財閥解体、農地改革、労働三法の制定、東京裁判の指揮など、戦後日本の骨格を形づくる重要政策の最終決定が次々と下されていきました。